イチジクとヨーグルトの寒天

イチジクとヨーグルトの寒天
今が旬のいちじくを使った簡単便秘解消スイーツ
今が旬のイチジク。栄養豊富で便秘の解消にも効果的な果物です。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、このイチジク、お料理やお菓子作りにも大活躍の果物。そこで今回は、そんなイチジクを使った便秘解消にとっても効果的な、簡単に作れるスイーツをご紹介します!

基本の材料(2人分)

イチジク(1個60g程度のやや小さめのもの。柔らかく完熟しているもの)
3個
レモン汁
大さじ1/2
ヨーグルト
100g
グラニュー糖
大さじ3
粉寒天
2g
100cc

作り方

1.
イチジクは飾り用に1個残し、皮を剥く。
イチジクは飾り用に1個残し、皮を剥く。
2.
ボウルに入れ、レモン汁、グラニュー糖大さじ1を加え、イチジクをフォークの背などでつぶしながら、よく混ぜる。別のボウルにヨーグルトを入れ、残りのグラニュー糖を加えてよく混ぜる。
ボウルに入れ、レモン汁、グラニュー糖大さじ1を加え、イチジクをフォークの背などでつぶしながら、よく混ぜる。別のボウルにヨーグルトを入れ、残りのグラニュー糖を加えてよく混ぜる。
3.
鍋を2個用意する。それぞれ、水50cc、粉寒天1gずつを入れ、火にかける。ゴムヘラなどでかき混ぜながら、沸騰してきたら弱火にし、2分程度煮立てて火を止める。
鍋を2個用意する。それぞれ、水50cc、粉寒天1gずつを入れ、火にかける。ゴムヘラなどでかき混ぜながら、沸騰してきたら弱火にし、2分程度煮立てて火を止める。
4.
それぞれの鍋に、イチジク、ヨーグルトを加え、手早く混ぜる。
それぞれの鍋に、イチジク、ヨーグルトを加え、手早く混ぜる。
5.
両方とも良く混ざったら保存容器に流し入れる。粗熱がとれたら冷蔵庫に入れ、冷やす。
両方とも良く混ざったら保存容器に流し入れる。粗熱がとれたら冷蔵庫に入れ、冷やす。
6.
冷蔵庫に1時間程度入れ、しっかり固まったところで保存容器から出し、それぞれを四角くカットして皿に盛る。
飾り用に残しておいたイチジクを切り、添えれば出来上がり!
冷蔵庫に1時間程度入れ、しっかり固まったところで保存容器から出し、それぞれを四角くカットして皿に盛る。 飾り用に残しておいたイチジクを切り、添えれば出来上がり!

《監修》フードスタイリスト

吉田美生(よしだ みお)

1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。

有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)

調理のポイント

粉寒天をしっかり固めるには?

粉寒天をしっかり固めるには?

棒寒天や糸寒天に比べ、手軽で使いやすい粉寒天ですが、しっかり固めるためにポイントがあります。
粉寒天は、常温の水に加え、きちんとかき混ぜてから火にかけます。底に沈みやすいので、鍋底を混ぜながら煮ましょう。沸騰したら静かに煮立つ程度の火加減にして、2分ほど煮ます。そして、粉寒天がしっかり溶けてから他の液体(今回はヨーグルトやイチジクを潰したもの)を、寒天液をよく混ぜながら加えます。こうすることで、寒天がダマになることなく、冷やしたときにしっかり固まります。

寒天は常温では溶けません

寒天は、ゼリーを作る際などに使用するゼラチンと違い、30~40度で固まり、溶ける温度は85~90度前後です。ですから、夏の暑い時でさえ、常温に出しておいても溶けてしまうことはありません。一度固まってしまえば、それほど神経質にならずとも、手で触ったり、切ったりしても大丈夫です。

今回のレシピでは、寒天型という寒天専用の型(型の両端を持って引き上げられるため、型崩れせず寒天を型から外すことができます)を使用していますが、寒天型がない場合は、普通の保存容器やお皿にあらかじめラップをピッタリ敷いておき、その上に寒天液を流し入れて固めます。寒天が固まった後、ラップごと静かに寒天を取り出せば、形が崩れることなく、簡単に型から取り外せます。

今月のポイント&コラム

食物繊維が大変豊富な寒天

寒天はテングサやオゴノリといった海藻類の粘液を凍結させ、乾燥させて作ります。海草類には便秘に効果的な食物繊維が豊富に含まれているので、生成された寒天にも食物繊維がたくさん含まれています。寒天はノンカロリーなので、ダイエットに効果のある食品として有名ですが、その食物繊維の豊富さから、便秘にも効果的と言われるようになりました。寒天には不溶性食物繊維が豊富に含まれ、整腸作用が非常に高く、腸内の働きを良くしてくれる効果があります。そのためダイエットにはもちろんのこと、便秘の解消にもとても効果が高いとされています。

イチジクとヨーグルトも便秘解消の優良食材

寒天に加えたイチジクの果実には、糖質、クエン酸などの他、ビタミンEや、カルシウム、カリウムなどのミネラル類も含まれています。また、水溶性食物繊維のペクチンのペクチンが比較的多く含まれており、腸の運動を促し、便秘予防の他、コレステロール値や血糖値の上昇抑制にも役立ちます。

イチジクの茎・葉からは乳白色の液体が出ますが、この乳液にはアミラーゼ、フィシン、エステラーゼ、リパーゼ等の糖質・タンパク質・脂質の分解酵素が含まれており、胃腸の働きを活発にして、消化吸収を促すと言われています。

イチジク同様、寒天に加えたヨーグルトも便秘の解消には大変効果的な食材の一つ。
豊富に含まれる乳酸菌が腸内環境を整え、腸の働きを良くして排便を促進してくれます。腸には100兆もの腸内細菌が存在しますが、この腸内細菌には、健康に良い影響を与える善玉菌と、悪い影響を与える悪玉菌がいます。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、善玉菌のエサとなって悪玉菌を抑制する働きがあり、腸内で善玉菌を優勢にして腸を良好な状態に整えてくれるので、便秘の予防・解消にはとても効果的なのです。

今回のレシピは、寒天、イチジク、ヨーグルトという腸に良い食材を組み合わせて作るため、便秘解消にはとても効果的!まだまだ残暑の残る9月。食後のひんやりスイーツで便秘解消、体調管理を心がけましょう。

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