さつまいもプリン

さつまいもプリン
簡単に作れるひんやり美味しい便秘解消スイーツ
5月はゴールデンウィーク明けの疲れがたまり、生活リズムの崩れから、1年を通じても最も便秘になりやすい時期です。また、暑い日も増えるため、食欲も落ち気味に。そこで今回は、便秘解消に効果大とされるさつまいもを使った、喉越しの良いスイーツをご紹介します。さつまいもの他に、紫芋や紅芋などの甘みのあるお芋を使っても美味しくできますので、是非様々なアレンジで挑戦してみて下さい!

基本の材料(プリンカップ3個分)

さつまいも
1/2本(約100g)
牛乳
300cc
全卵
1個
卵黄
1個分
グラニュー糖
大さじ5
小さじ1
さつまいもチップス、生クリーム
適量

作り方

1.
キャラメルを作る。鍋にグラニュー糖大さじ2と水を入れ、火にかける。時々鍋を回しながら均等に焦がし、濃い茶褐色のキャラメルになったら、プリンカップに流し入れる。
キャラメルを作る。鍋にグラニュー糖大さじ2と水を入れ、火にかける。時々鍋を回しながら均等に焦がし、濃い茶褐色のキャラメルになったら、プリンカップに流し入れる。
2.
鍋にスライスしたさつまいもと牛乳を入れ、火にかける。沸騰したら弱火にして煮る。さつまいもが崩れるくらいに柔らかくなったら火を止め、ミキサーにかける。
鍋にスライスしたさつまいもと牛乳を入れ、火にかける。沸騰したら弱火にして煮る。さつまいもが崩れるくらいに柔らかくなったら火を止め、ミキサーにかける。
3.
ボウルに全卵、卵黄を入れ、泡立て器で混ぜる。
残りのグラニュー糖を加え、よく混ぜる。泡立て器で混ぜながら、2.を少しずつ加える。
ボウルに全卵、卵黄を入れ、泡立て器で混ぜる。 残りのグラニュー糖を加え、よく混ぜる。泡立て器で混ぜながら、2.を少しずつ加える。
4.
1.のプリンカップに3.を流し入れる。弱火で10~15分蒸し、中央まで火が通ったら(中央に竹串をさし、何もついてこなければ火が通っています)、網などにのせる。

粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて、しっかりと冷やす。
1.のプリンカップに3.を流し入れる。弱火で10~15分蒸し、中央まで火が通ったら(中央に竹串をさし、何もついてこなければ火が通っています)、網などにのせる。  粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて、しっかりと冷やす。
5.
皿に盛り、泡立てた生クリーム、さつまいもチップス(さつまいもを素揚げし、砂糖をまぶしたもの)を飾れば出来上がり!
皿に盛り、泡立てた生クリーム、さつまいもチップス(さつまいもを素揚げし、砂糖をまぶしたもの)を飾れば出来上がり!

《監修》フードスタイリスト

吉田美生(よしだ みお)

1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。

有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)

調理のポイント

キャラメルを作る際は

キャラメルを作る際は

プリンの甘さを引き立たせるキャラメルソース。お砂糖を焦がすだけなのですが、いくつかポイントがあります。

まず、鍋にお砂糖と一緒に少量の水(レシピでは小さじ1)を加え、火にかけましょう。そうすることで、砂糖全体に均一に火が入るため、ある部分は焦げているのに別の部分は砂糖のまま…という失敗もなく、全体的にきれいなキャラメルを作ることができます。

そして、重要なのは焦がし具合。お砂糖がちょっと茶色くなったからといって、火から外してしまうと、苦みのあるキャラメルにはなりません。

火にかけていると、全体がどんどん茶色くなり、やがて細かい泡が出てきます。その泡が落ち着いて、より大きなこげ茶色の泡が出てきた時が、美味しいキャラメルの目安。それ以上焦がしてしまうと、苦みの強過ぎるキャラメルになってしまいますのでご注意を!

それでも上手にできないという場合は、最初に鍋に加える水以外に、少量の水(今回のレシピでは小さじ1〜2)を用意し、お砂糖が濃い茶褐色のキャラメルになってきたら、その水を加えましょう。そうするとそれ以上焦げることもなく、美味しいキャラメルに仕上がります。ただし水を加える際、キャラメルがはねることがありますので、静かに注ぐようにし、鍋からなるべく離れ、火傷をしないように注意して下さい。

混ぜ方が大切

スイーツの中でも、少ない材料で作れるプリンは、お菓子作り初心者にもおすすめのスイーツ。作り方も簡単ですが、失敗しないためにはちょっとしたコツが必要です。

まず、玉子とお砂糖を合わせる時。玉子を泡立て器等で崩し、混ぜてから砂糖を加え、その後すぐに玉子と砂糖をきちんと混ぜておきましょう。砂糖はすぐに水分を吸ってしまうため、玉子を割りほぐさないまま加えて、そのままにしておくと、卵白もしくは卵黄の水分を吸ってダマになってしまい、その後いくら混ぜても均一に混ざりません。

また、温めた牛乳(今回のレシピでは牛乳とさつまいもをミキサーにかけたもの)を加える際は、ボウルに入れた玉子とお砂糖を泡立て器で混ぜながら、少しずつ加えましょう。

混ぜずに一気に温めた牛乳を加えると、牛乳が当たる部分の玉子にだけ火が入り、固まってしまいます。玉子とお砂糖を混ぜながら、牛乳を少しずつ加えることで、玉子の温度が一気に上がることなく、均一に混ざります。

今月のポイント&コラム

さつまいもの栄養

さつまいもは、ビタミンCやビタミンEを多く含む他、カリウム、カルシウム、鉄等のミネラルを含んでいます。もちろん食物繊維も多く、水分を吸収し、かさを増すことで腸壁を刺激し、ぜん動運動を促進して排便を促す不溶性食物繊維と、保水作用や老廃物の排出効果があり、善玉菌のえさとなる水溶性食物繊維の両方を含んでいることから、便秘の解消には効果的な食材です。

さらに、さつまいもを切った際に出る白い液体はヤラピンといい、胃の粘膜を保護し、便を柔らかくしてくれる効果があります。食物繊維との相乗効果により、便秘解消に役立つこと間違いなしですね!

今回のレシピでは、さつまいもを茹でて潰したりせず、そのままスライスして牛乳で煮ています。このため調理は簡単で、さつまいもの栄養素が茹で汁などに抜けてしまうことがなく、丸ごと摂取できるのもポイント。また、通常熱に弱く、調理する際に破壊されてしまうビタミンCですが、さつまいもの場合、ビタミンCがさつまいものデンプンに包まれているため、熱にも強く、しっかり摂取することができます。

さつまいもの皮の近くに栄養素が多く含まれることから、今回は皮を剥かずに丸ごと使用しています。出来上がりは、ぶつぶつとした黒っぽい点が残っていますが、ミキサーにかけ、しっかりと潰しているために口当たりが良く、滑らかに仕上がりますのでご安心下さい。

5月は1年を通じて最も便秘になりやすい時期。暑くなってきて食欲が落ちることもありますが、そんな時は喉越しも良いヘルシーなスイーツで、便秘解消・健康管理を心掛けてみてはいかがでしょう。

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